αに関するQ&A
αに関するQ&A
Q1) 床は傷つきませんか?
つきます。ただし肉眼で見るには困難です。ほとんど化学床タイルのCF、塩ビタイル等一切つかないと判断して支障はありません。人が靴裏で日常的につける傷に比較するとみえないほどです。石材もいためません。ただし大理石の鏡面は曇ります。ワックス洗浄では白や赤パッドよりも研削力が劣ります。
Q2) ポリッシャータンクに水を入れて使用してもいいですか?
あまりお勧めしません。タンクに水を満タンにすると約10㎏の荷重が余分に床面にかかります。満タン時とカラになった時点の洗い上がりの差を保証するものではありません。また、満タン時のポリッシャー操作速度とカラになった場合の速度は必ずしも同じとは言えません。その理由で洗い上がりに差が生じないためです。摩擦力も高くなりますから経済性がよくありません。ただし、製品自体は満タン時でも使用できるように設定されていますのでどうしても水が供給できない環境下に限りご使用ください。また、タンク内の補水では足りないことがありますのでご注意ください。
Q3) 洗浄ムラが出ますが何故ですか?
落ちているところと落ちていないところのムラであれば操作性に問題があります。特にポリッシャーコントロールを急ぎすぎるとリターンポイントはよく落ちていますがその間は残りやすくなります。ポリッシャーは必ずローリング洗浄(円を描くように)かニュートラル状態を維持しながら操作することが重要です。操作性によるムラでない限り残っている汚れがあるとすれば別問題のため洗剤を使ったり、洗浄方式を変える必要があるでしょう。エンボス洗浄は速度を優先するとこができません。
Q4) 硬くて鋭い鋼材がどうしてエンボスの汚れを落とすことができるのですか?
同ホームページの技術資料をぜひご参照してください。
Q5) ヒールマークはおとせますか?
ワックスで抱き込まれていない限りほとんど落とせます。しかしスカッフマークには効果がありません。
Q6) 洗剤と併用してもよいですか?
はい、是非お試しください。エンボス用洗剤または最近注目されているコロイド洗剤は非常に高い効果を発揮します。特に汚染の再付着防止に効果が期待できます。
Q7) 耐久性はいかがですか?
15吋のアルファが基準ですが石材で25,000㎡が可能です。化学床材ではエンボスで40,000からCFで60,000㎡平均です。
Q8) ワックス洗浄できますか?
不織布パッドと同じようにご使用いただけます。白パッドよりも研削力は劣りますが、洗浄力を期待したいときは洗剤を濃いめにするとよいでしょう。パッドとの大きな違いはワックスの光沢復元です。アルファで洗浄後のワックス塗膜面は非常に高い光沢が期待できます。 具体的にはワックスの傷の中の汚れを取り除きワックスは残すので汚染色が除去されて透明感が戻るという事になります。
Q9) 剥離洗浄はできますか?
「ZAK」と剥離添加剤「ヒートホーク 」の組み合わせを強くお勧めします。発売以来、未だにこれを超えるクラスのシステムは存在しません。圧倒的な攪拌力で作業時間や剥離剤の使用量を半減させるほどの効果があります。攪拌剥離は新たなカテゴリーとして高い評価をいただいております。
Q10) インチ数はどれくらいありますか?
下から9吋、13吋、14吋、15吋、16吋、17吋、20吋です。他にも自動洗浄機用で蔵王産業のバルチャーとアマノ製テナントカンパニー製対応があります。
Q11) 価格が高いのはなぜですか
1台1台がほとんど手作りで製造していること、そしてステンレス線材が高価であること、また1本1本に施された極浅波加工に多大な時間が費やされていることなどが挙げられます。この加工には1割ほどのロストが発生してしまいます。良品だけを選別するのも製品の大きな特徴の一つで1本の線材の伸直性は他の追随を辞さない唯一無二の高品質です。適度な反発としなりを与える重要な加工技術です。このこだわりもお客様の安全性を重視したパイオニアとしての責任と誇りによるものです。
Q12) 円盤状に黒ずみが床に着きましたどうすればよいですか?
ドーナツ痕というものです。原因の多くはアルファに洗浄汚水がかなり線束に浸透しているため移動するポイントに持ち込まれて擦りつけられます。具体的には毛細管現象のように使用中も汚水は根元に吸い上げられています。飽和状態に達すると線材表面全体にかなりべったりと付着します。ときどきジェット噴流で根元から洗い飛ばすなどのお手入れをしていただければかなり違ってきます。または濃い酸性洗剤か濃いアルカリ洗剤をスプレイングして洗浄する方法もあります。それ以外は、床面に充分な水分がない時にも起こります。摩擦係数が高まって擦りつけられるのを防ぐためにも水は万遍なくたっぷりと保水してください。3つ目は床面素材の劣化による表面の多様な傷に汚水が染み込んでしまう現象です。そのような場合はご使用を控えてください。あるいは回しすぎでも起こることがあります。応急処置としてはメラミンスポンジと洗剤があればほとんど除去することができます。
Q13) 高圧洗浄機とどちらがきれいになりますか?
どちらもきれいになりますが小回りが利くのはアルファ。広範囲にわたって作業する場合はさすがにアルファは疲れます。ただし厳密にはアルファによる線端洗浄の方がかき出し効果が高く、高圧で洗ったあとにアルファ洗浄するとそこだけ抜けたようにきれいになることが多いです。
Q14) ポリッシャーで回すと毛が寝てしまいますがこれで汚れが落ちるのですか?
洗浄してきれいになっているのに寝てしまってこれじゃ使えないというお客様からの質問です。
はい、落ちます。根元で15度傾くように調整してあります。もし寝ない毛のブラシがあるとするならそのブラシでエンボスを洗浄してもきれいになりません。なぜなら接面する毛先で突っ立っている状態ではそれより下にある凹みに毛先は入らないからです。逆に凹みに入っても寝ないと回転の力が逃げないためモーターが焼けるかその前にブレーカダウンします。
華道の剣山を思い浮かべてみてください。針先を絨毯の上において回しても食い込んで回りません。無理に回すと絨毯の繊維が破断します。もし針にしなりがあったら回ります。『寝る』というのはここで言う『撓り』(しなり)のことです。複雑な絨毯の表層をなめるようにして毛先がかき出し効果を現します。撓ることでその反発力が凹みの奥へ入り込もうとします。無数といっても言いぐらいの極細線の鋭い線端が撓りながら必要以上に圧力を加えず逃がしながら安定した回転摩擦を生み出します。
適度な撓り、それがこの製品の『寝る』角度とご理解ください。
Q15) 床材に黒ずみが付着しました。洗うほど着いてしまいます。何が原因ですか?
大きく分けて二つの原因があります。①新品または使用後のお手入れでよく洗っているにもかかわらず付着する。②お手入れが行き届いていない。
①は床材の表層がアルファを削ってしまうことによってその微粒粉がつく場合と非常にミクロなポーラスに汚染水が浸透してしまう場合です。アルファも硬鋼材であっても消耗しながら洗浄します。磁器質タイルの場合、硬度がアルファよりも硬いため素材によっては削れやすく付着する場合があります。またポーラスの非常に微細な磁器質タイルの場合は汚染水がしみこんでしまうことがあります。または酸洗いによる表層の劣化が荒れた表層を露出させ、よりアルファが削れやすくなこともあります。または目地材が汚染水に含まれるとすりつけられる場合があります。磁器質タイルの場合は発生件数が多いので必ず隅でテストをしてください。わかりやすいのは極線君5号を手で強くこすりつけると判断できます。
化学床材、塩ビの場合は、劣化によって表層が荒れている場合がほとんどで、汚染水がしみこんで黒ずんで見えます。主な原因は研削力のあるパッドで長年洗い続けたことによる表層劣化、強い洗剤による影響など施工側による原因と設備老朽化による劣化等があげられます。
②はアルファに付着している汚染物が次の現場に持ち込まれる繰り返しによっておきます。使用後はまめに洗っていただくことが大切です。
解決策は・・・・・
ほとんどの場合メラミンスポンジで落とせます。物理的な表層付着ですので固着していませんから簡単に落とせます。ただし防滑性磁器タイルはおとすことができません。浸透が早くステンレスがこすれて負けてしまうほど細かなヤスリ状態になっているためです
そうなる前に・・・・・極線君5号による隅のテスト。水を十分に散水、または塗布。洗剤を混ぜる。汚水の回収を早くする。(バキュームが理想)などを心がけてください。
それ以外は余分な作業手間を増やさないためにもご使用をお控えください。