ダイヤモンドブラシに関するQ&A

ダイヤモンド関するQ&A

Q1) どんな感じで削れるのですか?
強靭な研削力でありながらほとんどの目的を水だけで研削する環境に優しいツールですが、初めからいきなりガリガリ削るものではなく少しづつ確実に想像よりも滑らかに研削します。これは初めからガリガリと破壊的な研削力を発揮した場合に床素地に到達した時の保証ができなくなるため安全に研削するように設計されております。  



Q2) どれくらい早く削れるのですか?
※下記に記すものは自社検証データに基づきます。全ての環境下に共通する基準ではございません。管理環境により目安が大きく前後する場合がございます。

 

【ファインコート(九州ハイテック)の場合】

ファインコートで削り出しの実感が凡そ120秒後に始まりますが完全除去には1㎡20分以上は要します。塗膜の管理状態の影響により新しい塗膜ほど時間がかかり経年が進んだものほどさらに早く研削する傾向があります。早いもので10分で完全除去する前例もございます。超硬質のためウェイトによる効果は非常に大きく影響します。ただし最近のファインコートはさらに強化されており実用的なデータは得られておりません。

 

【UVの場合】

1㎡60秒から削り出しの実感が得られますが、完全除去に凡そ1㎡10分強を要します。

 

【シリコン系の場合】

数十秒ですぐに実感が得られますが、完全除去に凡そ1㎡2〜3分を要します。特に磁器質タイルへのコーティングは数秒で研削が進みますので素地へのご注意が必要です。

 

【レジン系列の場合】

数十秒で削り出しの実感が得られますが、完全除去に凡そ1㎡5分前後を要します。研削中は樹脂材の匂いが立ち込めますので換気を促してください。

 

【樹脂ワックスの場合】

数十年もののビルドアップで回した瞬間から実感をえられ数分で素地に到達します。剥離材の使用はさらに効果を高めます。素地にはかけ過ぎにご注意ください。ほとんどの場合、深刻なダメージを与えることはございません。素地に到達した瞬間にハンドルに抵抗感を感じたり匂いや音の変化などの違和感が得られ確かな目安となります



Q3) 床材に達した場合は大丈夫ですか?

どのような床材も素地に到達した瞬間にハンドルに抵抗を感じたり匂いや音の変化などの違和感が得られ重要な目安となりますのでご注意ください。ただしほとんどの場合において深刻なダメージを与えることはございませんが当然のことながらかけ続ければどこまでも研削は続いてしまいます。もし脆弱な床材の場合はなるべく9割の深さで止めてノーウェイトでかけてください。またポリッシャーの操作上どのように動かしても一定の速度で丁寧にかけてください。右より左に返すときに早く動かしたりなどオペレーターによってクセのある場合は研削痕がかえって目立つ場合があります。またウェイトが重くなるほど素地へのダメージは注意が必要です。 



※毛材の特性上のご注意

最大のパフォーマンスを発揮するには全ての毛材の線端面が平滑に揃うときがピークです。それまではお時間を要しますのでご了承ください。塗膜によってその時間は様々ですが少なくとも1日や2日使用した程度で線端面が均一化されることはございません。飛び抜けた耐久力がありますので初めから均一化を求めずどうぞ粘り強くその効果を引き出していただきますようご理解のほどよろしくお願い申し上げます。